数字の9が「進む」を意味するタイ語と同じ発音であることから、タイでは厄払いや開運祈願のために「9か所の寺院にお参りするのが良い」と言われています。チェンマイには寺院がたくさんあるので寺巡りにはピッタリ。比較的旧市街の近くに位置し、ソンテウやGrabタクシーやGrabバイクを使って回れる寺院9つを紹介します。
1.ワット・プラシン
まずは外せない、旧市街で光り輝くワット・プラシン。チェンマイで最も格式高い寺院です。広い敷地内には僧侶たちの学校があります。きらびやかな仏塔はもちろんですが、ライカム礼拝堂の壁画も見どころです。おすすめの来訪時間は朝一。スアン・ドーク門からも近いです。 GoogleMAP
2.ワット・チェン・ユーン
旧市街のチャーンプアック門を出てあるくと、道路から大きな仏像が見えてきます。
階段をのぼり仏像のすぐ近くまで上がることができます。寺院の名前は「長寿」を意味していて、チェンマイの県知事や公務員が「仕事を長く続けられるように」と参拝に訪れるとか。チェンマイで2番目に古いお寺というだけあって、小さい寺院ながら見どころはたくさん。観光客の数も多くない寺院です。ワットロークモリーやワットモーカムトゥアンは徒歩圏内です。 GoogleMAP
3.ワット・チャイモンコン
ピン川沿いにあるお寺で、お寺の奥にはピン川リバークルーズの船着き場になっています。アユタヤにあるワット・ヤイチャイモンコンと同じく、チャイ「いつでも勝利」モンコン「吉祥」という縁起の良い名前がついています。このお寺は生き物を川に放す放生によるタンブンが有名。ご利益によって異なるので、放つ生き物を選び、生まれた曜日によって放つ数が決まっているのでその分を売店で購入し、川に放ちます。チャイモンコン流の厄払いにどうぞ。GoogleMAP
4.ワット・チェディ・ルアン
寺巡りは朝や昼というイメージがあると思いますが、ワットチェディルアンは夜のライトアップも見どころ。旧市街の真ん中にたたずむ仏塔は圧巻。名前がチェディ「仏塔」ルアン「タイ北部の方言で大きい」というだけあります。チェンマイの守護柱「サオ・インタキン」が祀られており、年に一度5月のサオ・インタキン祭の際に1年に1度だけ御開帳され、チェディルアンは多くの人々でにぎわいます。GoogleMAP
5.ワット・ムーン・グン・コーン
ワットプラシンからほどちかい、旧市街にあるお寺です。旧市街にある寺の多くはランナー王朝の王族が建立した寺院ですが、ここは王族以外の一般庶民が商売に成功して高官に昇進した「ムーン・グン・ゴーンさん」が建立したという言い伝えがあります。日本人にとっては、映画「プール」のロケ地になったことで知名度が上がり、人気スポットとなりました。他の寺のきらびやかさや大きさに比べると、「かわいいお寺」と言いたくなる雰囲気です。GoogleMAP
6.ワット・ローイクロッ
チェンマイで厄落としならここ、というワット・ローイクロッ。ローイは「流す」クロッは「不運」を意味し、まさに厄落とし・厄払いのために多くのタイ人が訪れます。本堂の中のご本尊・壁画の美しさは時間を忘れて見とれてしまいます。ナイトマーケットのエリアからほど近いのでナイトマーケットが始まる前に立ち寄るのにもお勧めです。GoogleMAP
7.ワット・モー・カムトゥアン
旧市街のお堀、北側に位置するお寺。モー「瓶」カム「お金」トゥアン「貯める」という意味から、金運アップのお寺として知られています。寺院の中にある大きな金色の瓶は、確かに見るだけで金運にご利益がありそう・・・。このお寺の特徴は、お寺に占い師がいること。タイの占星術を中心に僧侶が占いをしてくれるとか。タイ語のみならず英語でも対応が可能とのこと。翻訳アプリ片手に挑戦してみる価値はありそうです。 GoogleMAP
8.ワット・ドゥアン・ディー
新年や新車を買ったときなどに運勢が良くなる、という想いを込めて縁起の良い子の寺院でお祓いをします。ドゥアンは「運」ディーは「良い」という意味です。旧市街にあり、近くにはランナー民族博物館があるエリアです。ランナー様式の本堂と約500年前に創建された歴史を感じる建物が見どころ。サンデーマーケットのある日曜は夜遅くまで開いているので夜に立ち寄ることもできます。GoogleMAP
9.ワット・ダッパイ
金色の装飾が鮮やかで、青空の下に映えるお寺。小さなお寺ですが、厄落としのお寺です。タップが「消す」パイは「危険」という意味から、災難厄除の寺院です。ではさっそく厄落としを、ということで尋ねたところ、そこにある鳥を買って空に放ちなさい、とのこと。恐る恐るかごをあけて、厄落としを経験しました。GoogleMAP
1日ですべて回るのは大変&欲張りな気もするので笑、数日に分けてめぐるとよい9つの開運寺。チェンマイにはもっとたくさんの寺院があるので、そのほかの個性的な寺院たちはまた改めて紹介したいと思います。開運を祈るもよし、タイ流厄落としをするもよし。みなさんの好きなかたちで寺院巡りを楽しんでみてください。