タイ旅行といえば、タイ料理を食べてお寺をまわって、やっぱり一度くらいは象にも乗ってみたい?
…街中のおしゃれなカフェや可愛い雑貨が特集されるチェンマイでも、すこし郊外に出ると、動物とふれあえるアクティビティが密集した地域があります。蛇や猿、トラ(!)とのふれあいができる場所もあるのですが、まずは王道のタイ体験、エレファントキャンプに行ってみましょう。
エレファントキャンプは象の飼育、保護を目的とした施設。かつてタイで荷物の運搬や森林伐採を手伝ってきた象たちの仕事がなくなり、保護活動の傍ら新しく彼らに与えられたのが観光客に向けたショーや象乗り体験の仕事というわけです。
メーサー・エレファントキャンプでは象に乗ることができるほか、赤ちゃん象とのふれあい、象の水浴びとショーの見学、餌やり体験などが可能。1976年から運営されている歴史ある施設です。
エレファントキャンプのあるメーリム地域まではチェンマイ市内から車で30分ほどなので、行き帰りはソンテウをチャーターしておくのがおすすめ。
入口で入場料250バーツを払い、チケットを買って入場します。川と森に囲まれた大自然のキャンプは、恐竜映画のセットに迷い込んだよう。
橋を渡った先が象達の暮らしているキャンプです。
Elephant Ridingを試したい方は、中にあるチケット売り場で別途チケットを購入する必要があります。チケットを購入すると、アクティビティの開始時間を教えてもらえるので、それまで他の象を見学したりしてのんびり待ちます。
15分のミニトラックで1頭800バーツ。
象の成長時期などにもよって変わってくるかと思いますが、わたしたちの訪問時は入場料だけでも、子どもの象と触れ合うことが可能でした。そのほか、園内で販売しているバナナやサトウキビを買って象に自由に餌やりをすることも可能です。
まだ体のちいさな子どもの象がいるコーナーでは、象と直接触れ合い、帽子をかぶせてもらったりキスしてもらったりする体験ができます。象の方からぐいぐい来てくれるので、身を任せて。
さて、時間になったらいよいよ象に乗ってみましょう。乗り降りの場所はさながらテーマパークのアトラクションのよう。象の背中に取り付けられたベンチに座らせてもらいます。
力強い歩きで進む象に任せ、のんびりと森のなかを進んでいきます。コースは45分、25分、15分と長さによって選べますが、15分のミニコースでも十分に堪能できた印象です。
足の下には象の頭が…高さもあり、歩いている間はかなり揺れるのでしっかりとバーに掴まっている必要があります。それでも乗っているみなさんは、セルフィーに余念がありません。
途中で象使いのお兄さんに促され、手持ちのカメラやスマホで記念写真を撮ってもらえました。周りが大自然なので、乗っているあいだ景色が気持ち良いですよ。
ぐるりとキャンプをまわったあとは、ショーもお楽しみに。基本的に一日2回の開催で、時間が決まっているので事前に入場口などで確かめておいてくださいね。ショーの前には象達が川に入って水浴びをしているところを見学できます。
ショーが始まると、内容はかなり多彩で時間も長め。お絵かきやサッカー、お客さんと競う風船割りダーツ、マッサージなど、次々と象たちが特技を見せてくれます。
それにしても、象たちの描く絵が上手でびっくり!お絵かきタイムに描かれた絵は、その日に描かれたものも含めて園内で販売されています。値段はちょっとお高めですが、記念に求めている方もいらっしゃいました。
チェンマイ旅となると、おしゃれな街歩きとカフェ巡りに、マーケットで可愛い雑貨を買うのが定番。「タイ観光」で定番の象乗りはアユタヤやパタヤに行かなくては、と分けて考えている方も多いかもしれません。でも、市街地から車で数十分離れるだけで大自然の広がるチェンマイだからこそ、両方をお得に楽しむという予定を組んでみるのもありかも。タイには何度か行っているけれどもまだ実はまだ象に乗ったことがない、という方がいたら、ぜひ試してみてくださいね。