TRIP10

とっておきの1冊を探しに、
手作りノートの専門店へ

自然に囲まれたバーンカンワットに、手作りの革表紙ノートを制作しながら販売しているノート専門店「Note a Book」があります。現代の生活では少し離れがちな、紙にペンで文字を書くことや、大切に長く使った道具が手に馴染む感触。手作りのノートを通してそんな温かみも教えてくれる、オーナーのノートさんにおはなしを伺いました。

革でものづくりをするようになったきっかけはなんですか?

(Note):

もともと紙やペン、文房具、それから革のノートが好きでした。なぜかというと、使い込んでいくと持ち主と一緒に変化していくものだから。何というか、命があるように感じるんです。それぞれ個性もでてくるし、どのように変わっていくか楽しみになる。革は使っていくと柔らかく、美しくなっていきます。デニムがたくさん履くと恰好よくなるのと同じですね。

お店について教えてください

(Note):
2016年から趣味でノートを作り始めました。銀行員をやりながら、時間があるときに少しずつノートを作っていたんです。そのうち土日のチェンマイのマーケットにお店を出すようになって。一年間ほど試しながらリサーチして、ニーズはあると思ったので銀行を辞め、自分のビシネスとしてノートの販売を始めました。

2017年の10月からバーンカンワットでひと棚だけで売り始めて、同時に店作りを進めました。お店が完成したのは2018年の4月です。

●お店の名前の由来はなんですか?

僕のニックネームはノートなので。丁度ノートを売るから、「Note a Book」 にしました。覚えやすいですよね。最初はNote-bookだけにしたのですが、なんだか寂しいから “a”を付け加えました。

●なぜ他のものではなくノートを作ろうと思ったんですか?

自分は書くことが好きなので、同じように書くことが好きな人にここでノートを買って欲しいと思って。書くことが好きなオーナーが書くことが好きな人のためにノートつくったよ、と。ノートだけの専門店というのも珍しいから、覚えてもらいやすいのではと思っています。


●バーンカンワットを選んだ理由はありますか?

以前遊びに来たときに、ここの雰囲気が好きになって。ノートを初めて売るときにもここを選びました。それからサンデーマーケットやニンマン周辺のマーケット、他のイベントも回りましたが、やっぱりバーンカンワットが一番良かったんです。ここに来る人は他の場所と違って、商品についてあまり説明しなくてもすぐ意図をわかってくれる人が多いんです。

ノートについて教えてください

●商品作るうえでのこだわりはありますか?

(Note):
常にいろいろと試していきたいです。新しい機能があるノートをどんどん開発したいですね。コレクション的に商品を作っていくつもりなので、今店に置いているものは次に来た時にはもう作っていないかもしれません。ノートの編み方、紙の質も変えたりするのが楽しいです。
基本的に素材は牛革だけで、Crazy Horse Leatherという革が質感と香りがいいので使っています。店に置いている商品は全部、僕とアルバイトの子とで作りました。全ての商品を僕がチェックしています。

●人気の商品は、どれですか?

こちらです。中にいろんな紙が入っていて、黒い紙もあれば再生紙も入ってるし、スケッチペーパーなどいろいろ。これを持っている人は、どの紙のページにどう書くか考えるだけでも楽しくなるはずです。

●ノートを選ぶポイントはありますか?

そうですね、選ぶポイントは自分が何に使いたいのかをよく考えること。メモ用なのか、スケッチをするのか、それともただ家に飾っておきたいのか。それから手に取ってみれば、180度開く書きやすいノートかどうか、紙質が何に向いているか、厚みはどのくらいか、自分にあったものを決めやすくなります。

●ナイトバザールやサンデーマーケットでもたくさん革製品が売られていますが、いいものを見つけるコツはありますか?

まずは革の匂いを嗅いでみること。革の匂いがあるなら100%の革製品だと思って大丈夫、簡単ですね。次に編んでいる箇所をみること。丁寧に作られてるかどうかをチェックします。最後は、見つけるコツではないけれど、作っているアーティストから直接買って欲しいですね。アーティストの経済のためにも。

お店をやっていて一番楽しいことはなんですか?


(Note):
お客さんと会話できることです。ノートはツールとして、みんなと話せる。文房具の話はもちろん、旅行の話などいろいろ。一番多いのは韓国人の観光客で、日本人の観光客は3割くらいだと思います。

●将来やってみたいことは何かありますか?

ノートの展示会をやりたいですね。商品ラインももっと増やしていきたいです。

●チェンマイで好きなお店やマーケットはありますか?

リッサラブランドは面白いと思います。布を染めているブランド。自然のもの、特に葉っぱを使って模様にして染めていて興味深いです。場所はここから車で3分ぐらいですよ。

見ている人にひとことお願いします!


毎日を少しゆっくり過ごしましょう。パソコンに向かったり携帯をいじることから離れて、「書く」ことを日常に増やしませんか。そうすれば、生きるリズムもゆったりと、落ち着いたものに変わっていくと思います。



ノートさん、ありがとうございました!

表紙や紙質、厚みやサイズもさまざまなノート専門店。訪れれば、旅の記念に自分だけのノートを見つけられそうです。お客さんと会話することが楽しみだというオーナーと、ぜひお話をしてみてください。

ちなみにチェンマイでノートさんがおすすめする場所は、森の中にある神秘的な寺院、wat umong周辺のエリアだそうです。 いろいろと探検してみるのがおすすめとのこと。

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